国際協力銀行の企業研究が3分でよくわかるまとめ


日本政府が全株式を保有する政策金融機関【国際協力銀行】を企業研究したい就活生向けに「会社概要」「特色」「沿革」「事業内容」「仕事内容」「トップメッセージ」「先輩行員の声」「求める人物像」「採用情報」などを以下にまとめています。

国際協力銀行の【会社概要】

名称:株式会社 国際協力銀行(Japan Bank for International Cooperation、JBIC)
所在地:東京都千代田区大手町1丁目4番1号
資本金:1兆7,652億円 (日本政府が全株式保有)*
出融資残高:13兆9,194億円*
保証残高:2兆2,602億円*
職員の数:594人(平成30年度予算定員)
代表取締役総裁:近藤 章
代表取締役副総裁:前田 匡史
(* 2018年3月31日現在 )

※出典:同行コーポレートサイト

国際協力銀行の【特色】

【JBIC法の改正】

海外インフラ事業等支援に向け、JBICの機能を強化する

世界のインフラ需要は、新興国の経済成長や急速な都市化を背景として、今後さらなる拡大が予想されています。このような状況のもと、ライフサイクルコスト(注)、安全性、自然災害に対する強靭性、環境・社会への配慮、現地の社会・経済への貢献などに配慮した「質の高いインフラ投資」を推進する日本政府の「質の高いインフラパートナーシップ」などの政策を踏まえ、日本企業の海外展開をより一層後押しするため、「株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律( 2016年5月11日成立)」により、JBICの機能が強化されました。主要な機能強化の内容は以下の3つです。

概要1 特別業務
リスク・テイク機能強化のため、リスクを伴う海外インフラ事業向けの投融資を行う「特別業務」を開始。

概要2 外国通貨長期借入
外国通貨の長期借入も活用し、途上国インフラ事業で需要が大きい現地通貨建ての融資等を促進。

概要3 支援手法の多様化
・海外インフラ事業に係る国内銀行向けツー・ステップ・ローン
・海外インフラ事業に係る社債等(プロジェクトボンド)取得
・日系現地法人等の海外における製品等の販売支援(ローカル・バイヤーズ・クレジット)
・国産設備の海外向けリース事業支援
・イスラム金融

(注)ライフサイクルコスト : 計画・設計・施工といった初期費用だけでなく、維持管理、最終的な解体・廃棄までに要するプロジェクトの全期間を通じた費用の総額のこと。

※出典:同行コーポレートサイト

国際協力銀行の【沿革】

1950年12月 日本輸出銀行設立

1952年 4月 日本輸出入銀行へ改称

1999年10月 国際協力銀行(旧JBIC)設立
(日本輸出入銀行と海外経済協力基金の統合)

2008年10月 株式会社日本政策金融公庫設立

2012年 4月 株式会社国際協力銀行(JBIC)設立
(株式会日本政策金融公庫からの分離)

※出典:同行コーポレートサイト

国際協力銀行の【事業紹介】

【JBICの4つのミッション】

Mission01 日本にとって重要な資源の海外における開発及び取得の促進

石油、天然ガスをはじめとするエネルギー資源や、鉄や銅、レアメタルなどの鉱物資源の需要は増加の一途をたどっており、世界各国は、資源の長期安定的な確保に向けて戦略を強化しています。こうした中、JBICは、日本企業による海外での資源権益の取得や資源開発、資源の輸入などへの支援を通じ、日本経済の健全な発展のために不可欠な資源の安定的な確保に貢献しています。

Mission02 日本の産業の国際競争力の維持及び向上

経済のグローバル化に伴い、国際的な競争が激しさを増しています。こうした中、JBICは、日本企業による機械・設備や船舶などの輸出に対する支援、所謂パッケージ型インフラ案件をはじめとする日本企業の海外でのインフラ事業参画への支援、中堅・中小企業も含め海外市場の成長を取り込むべく行われる日本企業の海外での製造・販売事業などへの支援を行っており、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献しています。

Mission03 地球温暖化防止等の地球環境の保全を目的とする海外における事業の促進

気候変動問題への対応は世界全体にとっての喫緊の課題であり、資金需要も拡大しつつあります。JBICは、海外において、高度な環境技術を活用した風力をはじめとする再生可能エネルギー発電所の整備、省エネ設備の導入など高い地球環境保全効果を有する案件に対して、民間資金の動員を図りつつ、融資・保証及び出資を通じた支援を行っています。

2010年4月からは地球環境保全業務(通称GREEN)を開始し、日本の先進的な環境関連技術の世界への普及にも留意しつつ、温室効果ガスの大幅な削減が見込まれる案件などに対し、国際機関や開発途上国の地場金融機関などとも連携しながら、地球環境保全効果に着目した支援を行っています。

Mission04 国際金融秩序の混乱の防止またはその被害への対処

国際金融秩序の混乱は、日本を含む世界経済や企業活動に深刻な影響を及ぼします。JBICは、これまでも1997年に発生したアジア通貨危機や2008年以降の世界的な金融危機に際し、日本政府と一体となって様々な施策を進めてきました。

特に2008年以降の世界的な金融危機に対しては、JBIC業務の時限的な特例として、①開発途上国向け輸出支援のためのサプライヤーズ・クレジット(輸出企業向け信用)、②国内大企業を通じた開発途上国事業に対する貸付、③日本企業が行う先進国事業への貸付及び保証、の3業務が日本政府により認められ、中堅・中小企業をはじめとする様々な日本企業の海外事業を支援しました。

また、資金調達上の困難に直面していた日本企業の海外事業を支援するための日本の民間金融機関向けツー・ステップ・ローンや国際金融公社(IFC)とともに開発途上国金融機関の資本増強を目的とするファンドも設立するなど、国際的な金融システムの安定化に貢献しています。

※出典:同行コーポレートサイト

国際協力銀行の【仕事内容】

総合職
業務全般にわたる知識を体得した上で、総合的な判断力、折衝力を要する基幹業務に従事します。海外を含む転勤の対象となります。

業務職
専門性の高い事務のプロフェッショナルとして一般事務、専門的事務に従事します。原則として転勤の対象とはなりません。

※出典:同行コーポレートサイト

国際協力銀行の【トップメッセージ】

株式会社国際協力銀行(JBIC)に対する皆さまの日頃のご理解とご支援に心から感謝申し上げます。

世界経済の動きを見ると、アメリカの金融政策正常化の影響、中国を始めとするアジア新興国等の経済の先行き、原油価格等の下落の影響等、経済成長に対する下方リスクが依然として存在します。

日本を取り巻く国際的な環境も、大きく変化しつつあります。資源分野では、国内のほぼ全ての原子力発電所が停止する中、日本全体としてエネルギー種(源)を多様化するとともに、海外から輸入するエネルギーに関し、調達先国の多角化、上流権益の獲得、資源国との関係強化および調達コストの低減等の取組等が国民生活にも直結する非常に重要な課題となっています。

また、日本の産業界においても、成長市場の獲得を目指しバリューチェーンのあらゆる面でのグローバル化に取り組んでいますが、台頭する新興国企業や先進国企業との競争が激化しており、個別の製品や要素技術だけでなく、経営ノウハウや運営・維持管理まで含めた「システム」としての海外展開も重要となっています。

特にインフラ事業は、投資回収に長い期間を要し、事業リスクも大きく、現地政府の影響力も強いことから、官民一体となった取組が求められています。さらに、地球環境保全と経済発展の両立は、世界共通の課題として認識されており、個別のプロジェクトにおける環境・社会配慮のみならず、日本の高度な環境技術を活用した再生可能エネルギー等の案件をはじめとして、環境の保全・改善に繋がるようなプロジェクトの実施も期待されています。

このような国内外の環境の変化も踏まえ、2016年5月11日に株式会社国際協力銀行法の改正が行われました。本法律は、海外における社会資本の整備に関する事業に関して更なるリスクテイクを可能とするほか、支援手法を多様化することを通じて、日本企業の海外展開をより一層後押しするためのJBICの機能強化を目的としたものです。

JBICは、日本政府や産業界からの要請や期待を踏まえつつ、日本の政策金融機関として、日本企業の海外事業展開の促進をより一層支援していく所存です。

株式会社国際協力銀行
代表取締役総裁 近藤 章

※出典:同行コーポレートサイト

国際協力銀行の【先輩行員の声】

【社内のあらゆる部署と連携しながらJBICという組織を支える土台をつくる】

総合職
吉田 悠輝
2014年入行
経営企画部

QUESTION 01 JBICへの入行動機

資源を海外に依存し、人口減少により国内市場が縮小するとされる日本にあっては、海外事業がより重要であることは言うに及びません。最初は漠然と海外事業を行う仕事につきたいと考えていましたが、あるとき、海外事業を単一プロジェクトを越えた日本という大きな枠組みでとらえ、それを支援する機関がある、と先輩からJBICを紹介されました。

「日本の力を、世界のために。」これはJBICのコーポレートスローガンですが、第一印象からその壮大なスケールに心惹かれたことを覚えています。日本と世界のために、政策という大きな視点から問いを立て、その解として金融面から個別の海外プロジェクトを支援する。「何の仕事をしているの?」と問われたとき、JBICならば自信をもってそれに答えることができるのではないかと考え、入行を決めました。

QUESTION 02 現在の仕事

行内のルール整備、海外駐在員事務所の管理・運営、災害発生時の危機管理、経営管理に関する官庁との相談・調整など、JBICという組織を運営していくにあたっての企画、調整、環境づくりが主な仕事です。時々刻々と変化し続ける世界情勢の中にあって、JBICに期待される役割もその時々で変わり得ます。

そうした変化を踏まえながら、寄せられる期待に対してJBICとして機動的に応えるためにも、その土台となる自分たちの組織運営がしっかりしていなければなりません。政策金融機関として必要なガバナンス態勢を確保することはもちろんですが、どうしたら組織としてより柔軟で機動的な対応が可能になるのか。大小様々な業務がありますが、どのようなときもこの点を意識して業務に臨んでいます。

QUESTION 03 仕事をする上で難しい点

JBICの組織運営全般に関わる部署であるため、約20の部署、16の海外駐在員事務所というJBIC全体のほとんど全ての部署と業務をともにします。融資担当部はもちろん、融資担当部を支える業務企画、法務、財務、ITなどミドルオフィスやバックオフィスと呼ばれる各部署それぞれが専門的な役割を担っている中で、彼らと日々一緒に仕事をするわけですから、自身には全く土地勘のない業務が舞い込んでくることも多々あります。

自分に足りない知識・経験を補うためには、当たり前のことですが、カウンターパートの話にしっかりと耳を傾けることが基本です。組織としての目的は一つでも、その実現手段としては多用な選択肢があるため、検討の初期段階では必ずしも各部署が同じ方向を向いているとは限りません。地道な作業ですが、相手の声を聞き、具体的な着地点を共有しながら対話を行い、適切な解決策を見つけていくよう心掛けています。

QUESTION 04 やりがいを感じる瞬間

例えば融資担当部は日本企業、海外企業、相手国政府など外部の顧客と協働しますが、経営企画部の多くの業務においては社内の同僚が「顧客」といえます。そのため、自分の企画が成功したときはもちろん、他部署のプロジェクトが無事に成功したときにも大いにやりがいを感じます。

「顧客」への支援を通じて、その先にいるJBICの顧客、日本、世界に貢献できればと思っています。また、広く多様な業務に関わるポジションにいるため、「吉田なら知ってるかなと思って・・・」と相談を受けることがあります。一つひとつは些細なものですが、そんな日々の小さな貢献もこの仕事をする上での喜びです。

QUESTION 05 将来の目標・夢

短期的には、入行してからの審査業務や今の経営企画業務の経験を活かして、融資担当部でのフロント業務を経験してみたいと考えています。社内の「顧客」が社外になり、そして海外の顧客になったとき、相手の声に耳を傾け、対話を通じて解決策ともに模索できるような人でありたいと思います。

また、その前提として金融知識や語学といった面で専門性を高めていくことは必須ですが、他方で自身の専門の世界だけでなく、広い視野で全体を俯瞰できるバランス感覚を持った人になることが目標です。今はまだ力不足かもしれませんが、一日も早く「何の仕事をしているの?」という問いに、自信をもって答えられるよう精進していきたいと思います。

※出典:同行コーポレートサイト

国際協力銀行の【求める人物像】

【求める人材】
人事課長からのメッセージ

皆さんは、国際協力銀行(JBIC)と聞いてどのようなイメージを持たれますか。「国際」という言葉が示す、世界と深い接点のあるグローバルな仕事でしょうか。「協力」と言う言葉から、世の中に対する貢献・公益を目的とする組織が思い浮かびますか。それとも、「銀行」と言うからには融資業務を通じた金融活動を行っている機関でしょうか。

「日本の力を、世界のために」。この壮大なコーポレートスローガンの下、僅か500名あまりの職員が、日本及び国際経済社会の健全な発展を求めて活動する政策金融機関がJBICです。そんな私たちが若い皆さんに期待していることは、日本と世界のために働きたいとの熱い思い、複雑かつ変化の激しい時代に対応する柔軟な思考力、困難な課題でもそれに向かって突き進む行動力です。

海外からの長期安定的な資源の確保、諸外国の膨大なインフラ需要を取り込むことによる日本の産業の国際競争力の向上。日本経済の直面するこうした課題に対処するため、問題をグローバルな文脈で捉え、政策とビジネスの双方を深く理解した上で、柔軟な発想で解決を図っていくことが、職員一人ひとりに求められています。

この採用ホームページを通じて、JBICの業務、そして職員の素顔を感じ取ってください。そして、JBICの使命に共感し、将来のJBICのイメージを自ら作り上げていく意欲を持った皆さんが、JBICの門を叩いてくれることを期待しています。

人事室人事課長
浜松 正之

※出典:同行コーポレートサイト

国際協力銀行の【採用情報】

【参考】株式会社国際協力銀行 採用ホームページ
http://saiyou.jbic.go.jp/

※上記は2018年6月現在の企業情報に基づいて整理されています。掲載以降の情報変化に対応できない可能性があることをご留意ください。

image byFreepikによるデザイン