2017/07/31更新

お金だけじゃない!社会人として働くモチベーションとは?


採用面接で就職活動生に聞きたいことがあります。それは「働くことにどんなイメージを持っていますか?」「何を目的に働きますか?」ということ。この質問は私自身の就職活動中にも実際に聞かれました。

多くの学生たちには、アルバイトの経験があると思います。アルバイト時代のモチベーションは、やはりお金でしょうか。では、一方で、あなたが社会人(企業人/正社員等)となったときには、何をモチベーション(熱意・やる気の源)として働いていけば良いのでしょう?
 

責任を背負わせてみなければ、人の成長は分からないものだから

アルバイト時代であっても、多少なりの責任を持って仕事をしていたことは間違いありません。しかし、社会人になると、アルバイト時代とは比べ物にならないほどの責任を背負うことになります。こうした責任を感じながら、仕事に対して愚直に向き合うことが「個の成長」の源泉になるはずです。

社会人として仕事の報酬は「経験」と「給与」の2つに大きく分けられると考えています。仕事の報酬は「仕事」だと言われるように、仕事を通して仕事を学び、専門分野の習熟度を高め、組織内での在り方を上達することは素晴らしい報酬です。もちろん万事が良いことばかりではありませんので、喜怒哀楽を含めての物質的な報酬がお金だと言えるかもしれません。

就活生の君へ。あなたの「働くことの動機付け」は何ですか?

「給与」だけでなく、「経験」も仕事の報酬であるという考え方は、私が仕事で上手くいかなかった時に自分自身に折り合いをつけることに役立ちました。「仕事の報酬は何か?」ということは、各自の価値観によるところが大きいため、必ずしも私の考え方が正解とはかぎりません。ただ、仕事上のストレス(イヤなこと)をどのようにして乗り越えるか、という「対処能力」の有無を図るために「働くことへの動機付け」を知りたい採用担当者は多く存在しているのです。

仕事(勤労)から金銭的な報酬を求めるのは当然のことです。しかし、例えば毎月30万円ずつ給与をもらい続ければ、そのうち「月30万円もらえるのは当たり前」になり、モチベーションは低下しやすくなります。そのため、お金だけを目的に働く人は、入社後において「やる気の低下」を起こす確率が高い(リスクになりえる)人材、と考えられることがあります。

この採用側の不安を払拭するためには「お金以外にどのような目的/目標意識を持てているか?」が重要です。例えば「駐在員として●●に行きたい」「将来は●●職に就いて○○したい」などです。こうした具体的なモチベーションは、特に仕事が上手くいっていない時、心の支えになってくれるものです。(あくまでも各個人の内面から湧き上がってくるものであり、会社側からは働きかけづらい要因ではあります)

学生のモチベーションやストレス耐性を見極めようとする企業

「あなたの働く目的は?」、「働くことに対するイメージは?」などと聞かれたとき、ある就活生が「大好きな製品Aの製造をすることです。大好きな製品を作る仕事は楽しいと思います。」と回答したら、面接官の反応はどうでしょうか?自社の製品Aを好きな気持ちは伝わると思いますが、その人が入社後にいかなる環境においても高いモチベーションを維持してくれるかどうかは、正直なところ「未知数」と捉えるのではないかと思われます。

それでは、次のように回答したらどうでしょうか?

「大好きな製品Aに次ぐ製品を作るためにも(入社後の目標意識1)、製造工程の特徴や工場での問題点を理解し、解決することです。問題にあたっているときは苦しいこともあるかと思いますが(現実的視点)、部活での○○経験を活かし(自己PR)、部署内外の潤滑剤機能を果たせる人材になることが私の目標です(入社後の目標意識2)。」

企業側は、あいまいな質問を通してその人のモチベーションやストレス耐性を見極めようとすることがあります。私自身、指導する新人メンバーの履歴書に「志望動機=楽しそうだから。」と書いてあるよりは「○○に取り組みたい!」と具体的に書かれている方がその人の人格や目標が分かるため、指導計画を立てやすいと感じてしまうのです。

今回の記事を読んで、社会人になった後の自分自身のモチベーション(やる気の源泉)が不鮮明であることに気づけた就活生の方は、この機会に改めて熟考いただけると良いでしょう。

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食品就活ドットコムから転載されたものです(元記事はこちら) 

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